“良い”税理士の見つけ方【仮勘定夢子の毒にも薬にもならない日記】

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良い税理士の見つけ方

こんな仕事をしていますから、知り合いの社長さんたちから「良い税理士知らない?」と聞かれることが多いです。

きっと、そんな経営者の方は多いのでしょう。今日は良い税理士の見つけ方について考えてみたいと思います。

もちろん今回も、毒にも薬にもならない話です。お暇な方だけどうぞ。

 

申し遅れました、仮勘定夢子です。

さて、冒頭の「良い税理士いない?」という社長の質問はくせものです。

「知り合いに税理士いない?」ではなく、「“良い”税理士知らない?」と聞いているからには、税理士なら誰でも良いというわけじゃないんでしょう。

ちなみに、日本に税理士は7万6千人ほどいるそうです。誰でも良いなら税理士会に電話すれば、暇な税理士を紹介してくれるでしょう。

とはいえ、平均年齢65歳とも言われる税理士業界。こんなやり方で“良い”税理士に出会う可能性は低そうです。

では、どうすれば“良い”税理士に出会えるのでしょうか。

結論から言えば、「“良い”税理士に出会うには、紹介しかない」ということになると思います。

 

 

最近では、税理士紹介サービスもたくさんあるようですね。

純粋な紹介サービスではなくとも、会計ソフトベンダーが、その会計ソフトを使っている税理士に顧客を紹介するということは昔から行われておりました。

しかし、こうして税理士と出会ったとしても、それが“良い”税理士かどうかはわかりません(もちろん紹介元は「良い先生ですよ」と言って紹介するのでしょうが)。

税理士紹介サービスや会計ソフトベンダーが、その税理士のことをどれくらい知っていて“良い”と言っているのかはわかりませんが、そもそも“良い”かどうかは社長が決めるものです。

社長一人一人に、節税したいとか、資金繰りが回らないとか、売上が伸びないとか、バックオフィスが整わないとか、人材が定着しないとか、それぞれ固有の悩みがあって、その悩みを解決できるのが“良い”税理士なはずです。

そしてそれは、税理士紹介サービスに税理士が登録する際に、自ら「資金調達に強い」とか「税務調査に強い」とかにチェックを付すことで決まるものではありません。

いや、むしろ、そのようなサービスを利用して、利用手数料を払ってでも顧客を獲得しなければやっていけない税理士が、本当に強みを持っているのかどうか疑わしいと思うのは私だけでしょうか。

 

なので、本当に“良い”税理士に出会うためには、次のようにコトを運ぶことをオススメしたいと思います。

Step.1 税理士を雇っている信頼のおける知人をなるべく多くリストアップする

Step.2 その知人に、自社の悩みや解決して欲しいことを打ち明け、雇っている税理士がそれを解決できそうか聞く

Step.3 解決できそうな税理士であれば、紹介してもらうようお願いする

Step.4 紹介してもらった税理士に直接会い、実績を聞いてみる

Step.5 出会った税理士の中から、もっとも相性が良さそうな税理士を選ぶ

 

念のため、各Stepについて補足しておきます。

Step.1 税理士を雇っている信頼のおける知人をなるべく多くリストアップする

知人や友人の中で税理士を雇っている個人事業主や社長をできるだけ多くリストアップします。

もし、あなたにそういう知人、友人がいなければ、まずはそういう知人を増やしましょう。

間違ってもここで面倒臭がらないことが大切です。何事も最初が肝心と言うではないですか。

 

Step.2 その知人に、自社の悩みや解決して欲しいことを打ち明け、雇っている税理士がそれを解決できそうか聞く

いきなり税理士を紹介してくれと言うのではなく、自分の悩みを解決してくれそうな税理士(だけ)を紹介してもらえるようにします。

そのためには、まずは自分の悩みを打ち明けることです。そうすることで、「なんとなく」良い税理士かどうか聞くよりも、「自分にとって」良い税理士に出会える可能性があがることは言うまでもないでしょう。

もし知人の方もかつて同じような悩みを抱いていて、それを税理士が解決してくれたという話が聞けたら、その税理士はかなり有望株です。

逆に「ウチのセンセ何もやってくれないんだよね~」という話が出てきた場合は、リストから削除します。

もし、ここでリストが尽きてしまった場合はStep.1に戻ります。

 

Step.3 解決できそうな税理士であれば、紹介してもらうようお願いする

Step.2で絞り込んだ税理士を紹介して欲しい旨を知人の方に伝えます。あなたが嫌われていなければ、断られることはないでしょう。

 

Step.4 紹介してもらった税理士に直接会い、実績を聞いてみる

税理士に会うときは、可能な限り、紹介してくれた知人にも同席してもらいましょう。

税理士に会えたら、自分の悩みを打ち明け、これまで同じような悩みをもつ経営者がクライアントにいたか、それをどのように解決したのかなど、実績を尋ねます。

「そんなことを聞くなんて、失礼なのでは?」と思う必要はありません。

本当に腕の良い税理士なら自分の実績を嬉々として語ってくれるはずです。

逆に、実績を聞いて怒るような税理士とは今後上手くやっていけるはずがありません。そのような税理士はリストから削除します。

(口だけが上手い税理士というのも存在します。そんな場合でも既に契約をしている人間が横に座っていれば、ウソやゴマカシなど下手なことは言えなくなるはずです)

もしここでリストが尽きてしまった場合にはStep.1に戻ります。

 

Step.5 出会った税理士の中から、もっとも相性が良さそうな税理士を選ぶ

Step.4まで周到に進めることができて、まだリストに複数の税理士が残っているようでしたら、各税理士に見積りを出してもらいましょう。

見積りが出たら、金額を比較して、あとは直感です。

ここまでのStepをクリアした税理士達であれば、誰を選んでも後悔することはないでしょう。

私がオススメするのは、なるべく年齢が近い税理士を選ぶという方法です。世代が近ければ話が通じやすいですし、何よりあなたより先に税理士が引退するという事態を防げます。

 

 

以上で“良い”税理士の見つけ方についてのお話はおしまいです。

税理士を見つけるだけで、こんなに大変なのかと思ったかもしれませんが、“良い”税理士は必ずあなたを助けてくれます。根気強く探しましょう。

ちなみに、税理士が出してきた見積りを、大幅に値切るのはオススメしません。

これについては「値切ってはいけない」でお話したとおりです(多少の値切りはOKですよ。それでコミュニケーションが向上することもあります)。

値切ることよりも、どうやって税理士のパフォーマンスを最大限引き出せるかを考えましょう。

 

ではでは、仮勘定夢子でした。

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