値切ってはいけない【仮勘定夢子の毒にも薬にもならない日記】

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値切ってはいけない【仮勘定夢子の毒にも薬にもならない日記】

どんな商品やサービスでも、その値段には理由があります。

だからその理由を無視して、買い手が値切ったとしても得をするということはあまりありません。値切ってしまっては買い手はその商品を手に入れることができないばかりか、サービスを受けることで大きな損失を被ってしまうかもしれないのですから。

申し遅れました、仮勘定夢子です。今日も、毒にも薬にもならない話をお送りします。お暇な方だけどうぞ。

売り手が売るものには商品とサービスの2つがあって、代金の支払方法にも先払いと後払いの2つがあります(コンビニのように商品と代金が同時に交換されることもありますが、これは先払いに含めてしまいましょう)。

2×2の4象限で繰り広げられる攻防。

さて、売り手と買い手、どちらに軍配が挙がるのでしょうか。

 

A氏のケース

ある日のランチタイム、A氏がマクドナルドでビッグマックを買おうとしています。A氏と他の客とに大きな違いはありません。

A氏がビッグマックを半額にしろと言っていることを除いては。

店員からスマイル0円は消え去り、「ビッグマックはキャンペーン中ではありません」と言い放たれる始末。結局A氏はビッグマックを手に入れられず空腹のまま1日を過ごすはめになったようです。

「商品×先払い」の場合、買い手は望んだものを手に入れることができない場合が多いのです。

 

B氏のケース

ある日、B氏は車のディーラーにいました。新しくできた彼女とのドライブに見合う車を買いに来たのでしょうか。

販売員も慣れたもので、会社で許された値引き額を、さも自分の力で値引いたかのようにB氏に提示します。

でも、B氏にそんな小細工は通用しませんでした。B氏はさらに50%も値下げしろと言うのです。

5分後、警備員はB氏を店の外に連れ出しました。

 

「商品×後払い」のケースも、やっぱり買い手は望むものを手に入れられないようです。

 

C氏のケース

C氏はあるコンサルタントに、C氏の経営する会社の経営戦略の策定を成功報酬で依頼しました。

(珍しいことに)コンサルタントの作った経営戦略は見事に奏功し、会社の業績は想定を大きく超えて向上しました。

コンサルタントがC氏に報酬を請求した際、コンサルタントは自分の耳を疑いました。C氏が報酬を半額にしろと言い出したのです。

コンサルタントは直ぐさま契約書を持って裁判所に駆け込みました。

 

「サービス×後払い」のケースでの値下げは争いに繋がりやすく、その多くは買い手に不利な戦いです。

 

D氏のケース

もうお分かりだと思いますが、次は「サービス×先払い」のケースです。

そしてこのケースが買い手にとって一番危険なのです。

 

大阪に住むD氏は、本場の豚骨ラーメンを食べるため、博多行きの切符を買いに来ました。それも半額の値段で。

D氏が新幹線を岡山で降ろされ、博多ラーメンではなく、きびだんごを食べることになったのは言うまでもありません。

いえ、これは新幹線の話だからまだ救いがあります。きびだんごだって捨てたもんじゃないとD氏がうそぶけば済む話なのですから。

 

でも仮にあなたの持病が悪化し、手術代をまけてくれと言って、「わかりました」と医者がニッコリ笑ったら、安心して手術台にのぼれるでしょうか?

 

専門的なサービスになればなるほど、売り手が手を抜いたかどうか買い手には分かりにくくなります。

医者の他にも、弁護士、税理士、社労士など専門的かつ労働集約的なサービスでその傾向は顕著でしょう。

買い手は安くサービスを手に入れたと錯覚しますが、その実、彼は他のクライアントより後回しにされ、十分なサービスを受けられていないかもしれません。そして、彼はそれを確かめることはできないのです。わからないからこそ専門家に頼んでいるのですから。

 

「専門的サービス×先払い」を値切ってしまうことは致命的な損失を被る状況を自ら作ってしまってるといえます。手を抜くインセンティブを与えるのは危険です。

だから、「値切ってはいけない」。

 

追伸

今日は、「半額にしろ」という極端なケースで、4つの値切り交渉のパターンについて考えてみました。

もちろん、少しばかりの値切り交渉には良い面もあると思います(交渉の中で、腹を割りあって仲良くなることも多々ありますし)。

また、単発の取引ではなく、継続的な取引だと結論が変わってくるかもしれません。

いずれにせよ「安物買いの銭失い」とならないように気をつけたいものです。

 

ではでは。仮勘定夢子でした。

 

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